昆布のこと

昆布の産地

ラウス昆布の特徴:

産地:羅臼沿岸

特徴:昆布の王様と呼ばれ、別称羅臼オニコンブと言われている。香り良く、柔らかく黄色味を帯び、濃厚でコクのある高級出汁がとれます。

合わせ出しよりも昆布単体に出汁に向いています。出汁が黄色く濁ってしまうので、お吸い物には敬遠されがちです。

主な用途:だし昆布、おやつ昆布、佃煮など

利尻昆布の特徴

産地:利尻、礼文、稚内沿岸

特徴:ラスス昆布、真昆布、利尻昆布は「三大だし昆布」と言われています。真昆布に比べるとやや固め。旨味が豊富で、ほのかな塩味が感じられる上品な味わいです。透明で風味の良い高級だしがとれ、素材や料理を引き立ててくれ、会席料理などに使われます。カツオの風味を生かせるので、京都ではカツオとの合わせ出汁で使われます。利尻昆布は水出し、煮出しどちらでも出汁を取れます。水1リットル:利尻昆布15gが目安です。

主な用途:だし昆布、塩昆布、湯豆腐など

ま昆布

産地:函館沿岸

特徴:厚みがあり、幅広。高級品。上品な甘味があり、澄んだだしがとれる。

主な用途:だし昆布、佃煮、塩昆布など。

ガゴメ昆布

産地:函館沿岸

特徴:籠の網目のような紋が特徴。粘り、とろろ成分が多い。

主な用途:とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬けなど。

日高昆布

産地:和名みついし昆布は日高、十勝、釧路、道南で採取されたものを言います。そのうち日高地区で取れたものを日高昆布と呼びます。

日高昆布の名が有名になったため、みついし昆布を日高昆布として販売されていることがあります。

日高昆布の色は濃い緑色を帯びています。

とろろ昆布とおぼろ昆布

とろろ昆布:

甘酢に浸した乾燥昆布をブロック状に重ね、側面を削り、薄皮状にしたもの。

おぼろ昆布:

甘酢に浸した乾燥昆布の表面を削ったもので、昆布表面の黒い部分は甘酢がよく染みているので酸味が多い黒おぼろになります。内側の白い部分は太白おぼろと呼ばれる。最後に残った芯の部分は寿司(ばってら寿司、押し寿司)に使われ、白板昆布と呼ばれる。

ダイエットに!免疫力アップに!こんぶのすごい力。

昆布に含まれる食物繊維は料理を美味しくしてくれるだけでなく、体脂肪を減らし、腸の免疫力アップにも役立つことが最新の研究で明らかになってきました。低カロリーでヘルシーな食材なんです。

よく煮込んで丸ごと摂取するのがコツです。(豚と昆布の煮物など)腸でアルギン酸が効果を発揮します。つまり腸活成分が豊富ということです。